(続報)第8回 舞踊団公演『シンデレラ・コンプレックス』
ミュージシャン決定!
来年の5月の公演、やっとミュージシャンとの調整がひと段落し、このメンバーで行くことが決定しました。
音楽監修・ギターは菅沼聖隆さん。
カンテは有田圭輔さん、遠藤郷子さん、パーカッションは橋本容昌さんです。
音楽監修は菅沼さん!
今回の公演では、全12曲を菅沼聖隆さんが作曲し、公演の最初から最後まで音楽監修をいたします。
まずは音楽を作って、それから振付
11月に入ったら、ミュージシャンと私がスタジオに集まり、踊り抜きでまずは音楽を決め、録音をします。
後日その録音を元に私が振付をし、出演者に振り移し・指導をしていきます。
(そのうち3曲は奥濱春彦さんが振付を担当し、うち2曲は生徒への指導もいたします)
こんな感じで、普通のバイレフラメンコの作り方とは異なるやり方に挑戦してみることにしました。
かつての経験を元に!
実は、これ、7~8年前にギターの池川寿一さんのお仕事を引き受けた時にやったのと同じやり方です。
最初、池川さんから音源が送られてきたのでした。
そして、録音された音楽通りに振付をして、私が踊り、映像に撮るというお仕事でした(撮影の際は池川さんによる生演奏)。
踊りが先に決まり、それに合わせて歌ってもらったり、ギターを弾いてもらうことが一般的なバイレフラメンコにおいて(即興的なものは除く)、他のジャンルの舞踊のように、録音された音源に合わせて振付をするというのがとても新鮮で、面白かったのを今でもよく覚えています。
そして、その時に、音楽ありきのところに振付が乗る方が、実はいいものができるのではないかと思ったりもしました。
なぜなら、『音楽の流れが良い』が『見てくれ良く綺麗に踊る』よりもバイレフラメンコはいいものになるから。
有田さん、郷子さんも役柄になって演じます!
また音楽監修、作曲をどうするかだけでなく、有田さん、郷子さんは劇中で役柄になり、演じながら歌うのでその交渉等もあり、話合いは全く難航はしていなかったのですが、一つひとつに詰めることが多く、話し合いにそれなりの時間がかかった為、決まるのに時間がかかってしまいました。
でも、これで決まり。
あとは、予定を立てた通りに、粛々とやるべきことをやるのみ。
エンタメ界の課題
さて、2020年、2021年、2022年の4作には、文化庁からの助成金が下りたので、多くの出演者に出てもらうことができました。
でも、今回はそれはありません。
出演者への『遣り甲斐搾取』が徐々に叫ばれているエンタメ界ですが、劇場公演を作るにあたり一番搾取されているのは主催者ではないかと思います。
そして次がバイレ。
自らの私財を投げ出し、プライベートの時間もずっとこのことを考え、それでも舞台を作りたいという想いだけでやってます。
それでも、教室運営の方で赤字を補填できるだけの余力があればまだいいのですが、1教室当たりの生徒数も少なく、中々厳しい経営を強いられている昨今。
この点がクリアにならないから、劇場公演をやる人が減ってきているのだと思います。
「私もいつまで続けられるか分からない。
これが最後かもしれない」
そう、いつも思いながら舞台を作っています。
でも、作っては悔いが残り、「ここで終れない…」と思って、また次も作ることになるんですけどね(^-^;
満足する日は一生来ないって分かってるのに、馬鹿ですね。
派手にできない代わりに
派手なことができない分、物語の面白さ、音楽の面白さ、踊りの面白さ、出演者の面白さで、見ている人を飽きさせず、終演後、
「あー、面白かったねぇ」
と言ってもらえるものを作っていきたいと思ってます。
応援してくださる方々のお陰です
これが第8作となります。
このところ、終演後の客席、ロビーでは、
「今回のが一番いいんじゃない?」
「前回作が良かったね」
など、これまでのも見たことのある方々の感想もチラホラ聞こえてくるようになりました。
継続的に応援してくださること、とても嬉しいです。
応援してくださる方がいるからこそ、ここまでやってこれました。
また次も、これまでの私たちを超えるものを作るべく、精一杯務めていきます。
是非是非応援の程よろしくお願いいたします。
そして、お時間が許すようでしたら、是非見にいらしてください。
チケット販売は年明けを予定しております。
よろしくお願いいたします。
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第8回 森山みえフラメンコ舞踊団公演『シンデレラ・コンプレックス』
【開催日時】
2024年5月12日(日)
開場17:00、開演17:30、終演19:45(予定)
一部、二部制。休憩15分
【場所】
東部フレンドホール(都営新宿線「瑞江駅」徒歩2分)
【チケット料金】
S席8,000円、A席7,000円/枚
チケット販売日は追ってご案内申し上げます。
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