基礎に回帰
人はどこに行こうと、何をしようと、誰といようと、結局同じようなことをするって言われます。
例えば、「もうこんな会社嫌!」とブチ切れて、別の会社に転職しても、また同じような問題にぶち当たる。
結局会社や周りの人の問題ではなく自分の人生の課題だったりするから、それをクリアしない限り、場所を変えても、人を変えても、同じ問題に直面する。
そんな風に言われています。
「ああ、本当にその通りだな。私は結局同じことするな」とつくづく思った。
というのも、6―7年前にパン作りを習い、しばしお休みしていましたが、今年に入って再スタート。
以前は基礎コースを受講していたのですが、それは修了したのと、お教室に相談したところ、「結構身体が覚えてるものだから、基礎に戻らないでも大丈夫!」と言って頂いたので、次なるコースを受講することにしました。
フラメンコで言うならば、初級クラスから中級クラスに上がった感じです。
最初はリフレッシュや運動不足解消が目的でした
気分転換に再開したお料理教室が、それはそれは楽しくて、今では週1で通っております。
お教室に行って、先生たちとちょっとした会話をすることが楽しいでの、パン作りやケーキ作りは「家でも作れるようになること」よりも、お教室という場にいて、幸せな雰囲気に浸ることを目的としていました。
自主練で気付く!
で、最初はそれで良かったんです。
でも、段々と欲が出てきて、パンはケーキよりやや簡単なので、パン作りを家でもするようになりました。
フラメンコで言うところの、『自主練』です。
ところが、先生の指導の元で作ると成功するのに、家で一人で作ると、「ん??失敗ではないけど、何かが違う」という結果になりました。
すると、次のレッスンでは、「何が違うのだろう」と考え、観察し、先生に質問することができるようになりました。
中級もやりつつ、基礎もやり直すことに!
で、結局、「何をやっても、基礎が大事」ということに行きつき、中級クラスを受講しながら、再び、基礎コースも受講することにしました。
中級クラスのパンはデコレーションが豪華で、達成感・満足感があるのですが、でも、シンプルな基礎コースのパンを作ってみると、「うーーん、基礎って奥が深い~」となりました。
以前は気付けなかったけど、今なら気付けること
色々やった上で、自分に足りないものが分かり、そこを補うべく、回帰した基礎コースです。
基礎コースを受講してるとは言っても、何もしらない未経験の時に受講した基礎コースとは受ける心構えも違うし、最初の頃、言われてたとしても吸収できなかったことが、今ならできます。
「なんだか、フラメンコと同じ道を歩んでいるなぁ」と思いました。
気晴らしに始めたフラメンコ。
ドンドンはまって毎度毎度のレッスンに心が躍り、それでは飽き足らず自主練をするようになり、そこで基礎の大切さに気付き、上のクラスを目指すのみならず、下のクラスに戻って基礎固めをした。
結局、私は私ということです。
フラメンコを習っても、パンを習っても、同じ道をたどる。
難しい振付を習うのも楽しいけど、シンプルなマルカールを研究するのも楽しい。
馬鹿は死んでも治らない。
正にその通り!
「ちゃんとできないと進級できない」というのではない。
そんなこと言ってたら、いつまで経っても上のクラスには行けない。
そんなこと言ってたら、歳ばっか取っちゃう。
程々にできて、先生が「いいよ」って言ってくれたのなら、上のクラスに上がればいい。
それで、「いや、まだ足りないところがある」と思ったら、たまにでも下のクラスを受講したらいい。
振替もあるし、単発受講もできるんだから。
ということで、生徒の皆様、振替、余ってるでしょ。
一年も有効なんだから、余ってる人、多い筈よ。
退屈に感じる程の、ゆーーーーーっくりのプランタ、タコンも、肘を回さないでマノの外回し、内回しも、実際にやってみると、意外とできなかったりするし、基礎練ってフラメンコ筋を養う為でもあったりするので、是非、皆様、基礎クラスにも顔を出してみてね!
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