『点』ではなく『線』

(01)諸々

明日は江戸川の花火大会ですね。
大勢の人が小岩駅を利用し、スタジオの辺りも混雑が見込まれますね。

花火を見るといつも思う。
人々を魅了する一瞬の美しさは強烈。

でも、逆の言い方をすると一瞬だけ。

人生において、目標を掲げ、それに向かってまっしぐらに努力し、達成することって、正に『花火』。
達成した瞬間の喜びはものすごく大きい。
でも、それが花火ならいいのだけど、人生だと実はこれ、ちょっときつくなる。

何故なら、花火は一瞬で散るから。

いい学校の受験に受かる。
いい会社の内定をもらう。
いい資格・肩書を獲得する。
素敵な人と結婚をする。
可愛い子供を持つ。

などなど、人生には花火がそこそこある。

でも、人生は目標を達成した瞬間よりも、達成した後からが本番。

「で、その後、どうなの?」

これが真の目標だと私は思う。

となると、一瞬の喜びが大きい花火は、かりそめの目標。
かりそめの目標は真の目標を達成する為の一つの手段でしかなく、場合によっては、真の目標を達成する為の手段は、それでなくても大丈夫なことも往々にしてある。

大きな花火を打ち上げることは、それまでの自分を見下していた人たちを見返すこともできるかもしれない。
ちっぽけだと思ってた自分が、「あたしってば、結構やるじゃん!」と自信になるかもしれない。
何でもなかった人が何者かになれるかもしれない。

でも、その後がないと、本当に一瞬で終わる。

一瞬だけ見返せる。
一瞬だけ自信になる。
一瞬だけすごい人になれる。

そして、儚く消える。

そもそも、私は何をしたいのか。
というより、私はどうありたいのか。

ということを考える。

そして、結論に至る。

何かを達成したいんじゃなくて、私はいつでも緩やかにハッピーでいたい。
何かを達成して、その瞬間、強烈にハッピーであっても、その後がハッピーでなかったら意味がない。

私は『フラメンコ留学する』『教室を開く』『マイスタジオを持つ』『大きな舞台に出る』といういくつかの花火を打ち上げた瞬間がありました。
でも、その花火が上がったことは気付いてませんでした。
なぜなら、その先のことに意識が向いてたからです。

スタジオを持って、教室を開いて、生徒さんを集めて、日々楽しくレッスンして、年に何度か生徒たちと舞台をやって、その為に皆でワイのワイのして…。
それが私の人生の日常にあったらハッピーだなって思って、それに向かっては努力しました。

真の目標は、『点』ではなく『線』。
「線路は続くよ、どこまでも♪」。正にこれ!

舞台の成功という一瞬の大きな喜びも大事なのですが、うちの教室はいつもハッピーであることを目標としたいよね(*^-^*)

小さなハッピー、おっきなハッピーを積み重ねて、いつでもハッピー♪
最高じゃない(≧▽≦)?

生徒さんたちがくださったお菓子をレッスン後に食べる。
超ハッピー(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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