全通常クラスでフィン・デ・フィエスタのブレリアを練習しました
カンテ、ギター付レッスンがありました
6月11日の日曜日クラス(初級)
6月27日の火曜昼クラス(初中級)
6月28日の水曜夜クラス(中級)
そして、昨日の7月4日の火曜夜クラス(入門・初級)では、
「フィン・デ・フィエスタのブレリアを踊ってみよう!」
ということで、
『即興で踊るブレリアのレッスン』を行いました。
というのも、これらの日にはカンテに雄輔さんが来てくれていたので、色々なブレリアのレトラ(歌詞)を歌ってもらえるし、それに伴ったアドバイスももらえると思い、各クラスで練習中の課題曲よりも大幅に時間を取り、ブレリアをやったのでした。
即興で踊るブレリア
とは言っても、何度か舞台でフィン・デ・フィエスタのブレリアを踊ったことのる人もいれば、
「近々、外部のタブラオに出演するのでフィン・デ・フィエスタのブレリアを踊れるようになっておかなきゃ!」という人もいたし、
「ブレリア、やったことないです」って人もいたし、
「ブレリアとはなんぞや?初耳です」という初心者もいました。
6月24日の土曜クラス(上級)にもクラス伴奏は入ったので、とりあえず一踊りはしたけど、このクラスの生徒はもう既に踊れるので、そんなには時間を割きませんでした。
さらっと一踊りだけね。
同じ「ブレリア」と言えども、初心者には初心者なりに、ある程度やってる人にはある程度やってる人なりに、習いたいものは変わってきます。
それでも、初心者だからって即興で踊るブレリアを踊れないってことはない。
1から教わりながら取り組んでいけば、全然できなくない。
だから私はフラメンコ歴1年程度の生徒にも、振付じゃない即興のブレリアに取り組ませます。
但し、生のギターとカンテの伴奏があればの条件付きだけど。
ブレリアは、振付としての難易度は全然高くありません。
12拍子系のヌメロを習ったことのある人なら誰でも踊れます。
それよりも、歌や音楽を知らないと難しい。
だから、クラス伴奏でギター、カンテが来た日にとことんやるのがいい。
カンテの雄輔さんがね、すごく協力してくださいました。
いくら、クラス伴奏で来てもらってるからって、あんなに休みなく歌いっぱなしにさせるって、カンテさんには酷なのよ。
私、生徒の方に気が行ってしまってて、全然雄輔さんの方を気遣うのを忘れてたのだけど、きっと雄輔さん、かなり疲れたと思います。
それでもすごく沢山歌ってくれました。
中には、歌の迫力に圧倒されて、踊り始めができずに佇んでしまった生徒さんもいました。
うん。うん。分かる。分かる。
プロでも一歩踏み出せず、出ていけないってあるあるなのよ。
そして、生徒の段階に応じて、いっぱい貴重なアドバイスもくださいました。
雄輔さん、ありがとうございましたm(__)m
ブレリア恐怖症の特効薬は『慣れる』しかない。
結局ブレリアって、歌と音楽に慣れるしかないって私は思います。
歌や音楽に合わせて踊ることに敷居の高さがあるのだから、振付の難易度まで上げてしまったら、歌や音楽を聞くことができない。
だから最初は、寝ぼけてても、頭が真っ白になっても、自然に身体が動くくらい、コンパスとか数とか考えないでも踊れる位シンプルなパソを踊ったらいいと思います。
そういうシンプルなパソで踊ってたら、踊りながら段々と歌や音楽に耳が慣れ、身体にも沁みついてきます。
そうなってから、徐々に振付の難易度を上げ、踊ってみたいカッコいいパソに変えていけばいいと思います。
ものには段階がある。
野球で例えるならば、最初からいきなりホームランを目指すのではなく、まずは出塁を目指す。
出塁できなかったとしても、まずはバットを振る。
いや、バットを振れずに終わったとしても、まずはバッターボックスに入る。
そんな感じ。
入門・初級クラスの生徒さんから上級クラスの生徒さんまで、この即興ブレリアのレッスンをすれば、ホームランやクリーンヒットを打つ生徒もいれば、まずはバッターボックスでバットを振ってみました!って生徒さんもいる。
段階がある。
赤ちゃんがいきなりは立てない。
ちょっとずつだ。
段階に応じて、ちょっとずつストレッチ目標に手を出していきましょう。
歌も、パルマも、ハレオも!
これらのレッスンで生徒に教えながら、私、ふと思った。
改めて思った。
「踊り、要は振付だとか身体の使い方からのアプローチだけじゃフラメンコは足りない」って。
もう言わずもがな。
だから、カンテ、パルマ、ハレオ、こういうのも別枠で習ったら、既に生徒さんが習い、踊れるようになった振付も、もっとフラメンコらしく踊れるようになる。
これ、間違いない。
フラメンコって、他の舞踊に比べて、リズムの要素がかなり強いので、リズムを学ぶと踊りが変わる。
だから、またカンテ、パルマ、ハレオを学ぶレッスンを企画しようとおもいます。
昨日のレッスンの際に、雄輔さんに、「かくかくしかじかなレッスンをやって欲しいの♪」とお願いしたら、「いいよ」って言ってくれたので、スケジューリングします。
というか、通常クラスの伴奏に来てもらったついでに、その前の30分くらいで、毎回少しずつやってもらおうと考えてます。それが生徒さんにとっても、雄輔さんにとってもいいのではないかと思います。
わざわざ枠を取るより、「ついでにちょっとずつ」ってのが一番継続しやすい。
レッスンって、結局、継続するのが一番の力となる。
ハレオも難しいじゃない。
ネタもないし。
そりゃ無言でいるよりは、多少うるさくても言ってる方がいいかもだけど、でも、その辺もどうなのかな?ってところよね。
そして、ハレオをするとパルマが狂っちゃうってのもあるあるよね。
歌や音楽、踊りに合わせてパルマしたり、ハレオを掛けたり、できたらカッコいいし、楽しいよね。
そういうの、習いましょ。
「すごいなー」って指くわえて見てるだけじゃなく、自分もできるようになりましょ。
踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損、損♪
ということで、またレッスンの後の雑談の時にでも、生徒さんの意見を聞かせてね。
生徒さんたちの意見を聞きながら調整していきます。
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