ブレリア・デ・ヘレスを楽しく踊る

(01)諸々

もたもたを楽しむ

人間の人生はたかだか100年。
なんて短いんだろう。
もたもたしてたら、あっという間に終わっちゃう。

でも、もたもたしてるのもいいのかも。
あくせく動いてりゃいいってもんじゃないし、もたもたしながら楽しく生きてるなんて、もしかして最高じゃん?!

生徒さんの目的に応じて


舞台でソロやセンターを務める生徒さんに対しては、私もどこにでもいる先生なりに、ある程度の厳しさで接します。
「少なくとも、一人で踊れるくらい振付は覚えてこい!」と言います。
ソロで踊るんだから至極当然。

でも、「後ろの列の端っこでも構わないから、誰かを見ながらでもいいから、レッスンで楽しく踊りたいだけ」という生徒さんに対しては、振りを覚えてなかろうが、右と左が違ってようが、ブラッソが違ってようが、その他諸々曖昧なことろがあっても構わないと思ってます。
もちろん、どの生徒さんに対しても、同じように教えます。
でも、先生がちゃんと教えたって、生徒ができないことはある。
それに、そもそも本人が楽しむことを目的としているのに、上達させることに先生が躍起になるのは、それは愛じゃない。

グループレッスンの日の個人レッスン

今日のグループレッスンは、私の母と同じ年に生まれた方との1対1のレッスンでした。
娘のような生徒たちもいれば、母のような生徒さんもいる。
フラメンコって本当に年齢層の幅が広い。
何はともあれ、健やかに楽しく踊って過ごしていただきたいと思いました。

グループレッスンの筈なのに、生徒さんが一人だけになってしまった時に生徒さんが、
「やったー、ラッキー」
って思うとは限らない。
先生に申し訳なく感じることもあるだろうし、緊張もするでしょう。
自信のある人ばかりではない。
先生と一対一に耐えうるハートを持った人ばかりでもない。
一人で1時間半、ずっと踊り続けられる人ばかりでもない。
休み休み、時にはお喋りや冗談も交えることも必要だったりする。

「個人レッスンを受けたい」と申し出る人と、グループレッスンの筈がたまたま一人になってしまった人は違う。
最初から個人レッスンを希望する生徒さんには良薬口に苦しのレッスンもしますが、たまたま一人になっちゃった人にそれは酷な場合もある。

今日の私の目標は、一人取り残された生徒さんに
「今日は先生独り占め!やったー!ラッキー」と思ってもらう!
でした。



前半45分はいつも通り基礎練。
後半45分は振付。今日は新たにブレリアの振付をやりました。



舞台で輝くことを目指そうと、スタジオで輝くだけで構わなかろうと、何であれ楽しく踊っていきたい。
ただただフラメンコを好きという愛があって、楽しければそれでいい。

生徒さん、楽しかったと言ってくださいました。
私も二人で汗だくになる程踊れて、楽しかったです。

今日みたいな日も私の今生での素敵な思い出となります。

ひろこさん、
一人にも関わらず、勇気出してレッスンに来てくださって、ありがとうございました(^^)/

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