通常クラスで行っていること

(01)諸々

5/8にコロナが季節性のインフルエンザと同じ扱いになり、世の中の雰囲気もちょっと軽やかになってきたからでしょうか。

この3年間で激減した新規の問い合わせが、少しずつ戻ってきたように思います。

夏にはマスクを外す人も増えそうですし、様子を見ながら新しいことを始めようかという人が世の中に増えつつあるみたいです。

そこで、うちの教室では通常クラスでどんなことをやっているか、ちょっとご紹介いたします。

また、既に通ってきている生徒さんにとっても、文字で確認することで、いつも行ってることを見直せるかと思います。

なので、是非読んでみてね(^^)/

最初はストレッチ

どのクラスも最初の5分はストレッチ。

駄話なんぞもしながら、心も身体も緩めていきます。

テクニカ

ブラッソ、マノ

初心者に限らず、ブラッソやマノのテクニカは、毎回ちょっとずつでもやり続けた方がいいと私は考えています。

お腹に力が入り、身体が引きあがり出すと、腕もアンディオールしながら外に張りだす筋力がつきだします。

踊りの筋肉は、スポーツは違い、縮める筋肉ではなく遠くに伸ばす筋肉です。

アウターマッスルではなく、インナーマッスルを使います。

この踊る為のインナーマッスルを使えるようになると、肘を固定したまま、マノを回すことができるようになります。

私の個人的な考えですが、この踊る為のインナーマッスルはダンベルを持ったり、マシンを使って付く筋肉とは使い方が違うので、やはり踊りの筋肉は踊って付けた方がいいと思ってます。

毎回、少しずつでも行うブラッソやマノのテクニカは、いわば踊る為の筋肉を養う筋トレです。

そして筋肉を鍛えるだけではなく、舞踊としての動きの感覚も養います。

こういうのは、昨日今日ではできるようにならないし、できるようになってからと言って止めてしまえば振付を踊った時に粗が目立つようになります。

テクニカ、大事です。

ということで、入門、初級クラスに限らず、どのクラスでも最初の基礎テクニカは行います。

マルカール、カデーラ(腰・重心移動)

ブラッソ、マノのテクニカの流れで、マルカールのテクニカも行います。

マルカールは重心移動が味噌。

重心移動するということは、カデーラ(腰)も自然に動くようにならねばなりません。

但し、この重心移動から発生するカデーラの動きは、日本人が苦手とするところ。

なので、これもちょっとずつ、毎回レッスン毎に行います。

サパテアード

基礎のサパテアードも一通り、毎回行います。

エスコビージャなどの振付のサパテアードだけやっていると、これもまた踊りが荒れます。

やはり、日々のテクニカは必要ですね。

ブエルタ

これもちょっとずつ。

ただ、体調が悪い人、頭が痛いとか、貧血気味とか、風邪気味とか、そういう人がいる時はあまりやらないようにしています。

振付の中にちょっと出てくる位ならいいのだけど、テクニカの場合、何回も何十回もやるので、体調が悪い人がやると倒れるので、生徒さんの様子を見ながら取り入れています。

振付を一度通す

前回までに習ったところの振付を一度通して踊ります。

この時点では、振付を忘れてきている方もいますが、一度通すことで何となく思い出します。

生徒さんが踊っているのを私は外側から客観的に見ていて、どういったところがまだスムーズにできないかを分析します。

できない理由を潰していく

振りを覚えていなようであれば、振付のおさらいを。

振りを覚えたけど、すぐにはできないようなのであれば、反復練習を。

振りを覚えたけど、コツがつかめてないから反復練習したとしても上手く踊れてない場合は、コツを伝授していきます。

人前で踊るメンタルを養う

再び、振付を通して踊ってもらいます。

この時、鏡のない方向を見て踊ってもらうこともあります。

その場合、ただ正確に踊るだけではなく、舞台さながらに雰囲気を出すとか、表現するとかもしてもらいます。

これまでの練習が『頭で考える思考的練習』だとしたら、ここでは『心で感じて踊る感覚的練習』になります。

舞台というのは、正確に上手に踊れていたからと言って素敵な踊りにならないところが難しくもあり、面白いところ。

素敵に踊るには踊るメンタルがとても大事。

通常レッスンの中では、この踊りのメンタルを養うアプローチも取り入れていっています。

振付を正確に踊ることが目的じゃない。

振付はあくまでも、自分を表現する為の手段ととらえています。

さいごに

私、すっかり忘れていましたが、このブログを書いていたら思い出しました。

パンデミックが始まり、緊急事態宣言が発令され、レッスンが休講になった時、スタジオに籠って色々な動画を作りました。
そして、その暇なのをいい機会と捉え、それらを生徒さんたちに送ったのでした。
日頃、日常に追われている時は中々そんな余裕もないのですが、あの頃は時間だけはたっぷりにあったし、自宅から歩いて10分程度のところに自前スタジオがあるので、スタジオに籠って作業していたのでした。

「この教室、どんなところかな。先生、どんな感じの人かな」
と情報集めをしている方にとって、この投稿が参考になれば幸いです。

そして、既に通ってきている生徒さんも、日頃行ってるテクニカを見直す為にも、動画は役に立つかと思いますので、時間のある時でにもご覧になってみてください(^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。