来年以降に野音立て替え
(01)諸々
日比谷野外音楽堂が来年度以降、立て替えをするというニュースを見ました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a209be93d2f19cb42561a91cedc0d8f2bb2454f
私たちはつい忘れがちですが、私たちはずっと肉体を持ってるとは限らない。
仏教には輪廻転生という概念があって、
「肉体は魂の乗り物で、肉体を脱ぎ捨て魂となったら、またあの世で会える」
という説を、根拠はないけど、私は半ば信じています。
なので、また会いたい人・動物とはあの世で会えるし、記憶はなくしたとしても、また生まれ変わっても会える。
でも、今のこの肉体を持ってして会えるのはこの世でしかないというのも事実。
そして、その肉体には限界がある。
そして、肉体だけじゃなく、全てのものにも限界がある。
今日あるものが、明日もあるとは限らない。
会いたい人にはあっておこう。
行きたい場所には行っておこう。
万葉集にある柿本人麻呂の和歌に、
『天地(あめつち)と いう名の絶えて あらばこそ
汝(いまし)とわれ、逢うことをやまめ』
というのがあって、直訳すると、
「天地が消えてなくなってしまったら、その時は君と僕はもう会うこともなくなる」
で、逆説的に、「天地がなくなるその時まで僕らは愛し合おう」という意味。
このニュースを読み、この歌⇑を思い出しました。
野音公演への出演はたった4回ですが、私の中では大きなウェイトを占める思い出です。
なくなっちゃうのかと思うと、ちょっと寂しいですね。
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