¿Dónde está la princesa? 5曲目フィン・デ・フィエスタのブレリア

(03)舞踊団公演

 Bulerías  ブレリア

祭りはまだ終わらない

春祭り会場から帰る道すがらも、熱気冷めやらぬ市民たちは、カジェ(小道)でも踊り出した。まだまだ祭りは終わらない!倒れるまで遊び尽くす。これぞスペイン人の心意気!
そんな中、アン王女失踪のニュースが飛び込んできた!

スペイン人というか、ラテンの人たちが親戚や知人・友人が集まると、飲んで、歌って、踊ってと、陽気なイメージがありますが、本当に陽気です。
元気。活気ある。

私は1年だけセビージャで暮らしたことがありますが、セビージャのバルって、BGMが流れているところが殆どない。
無音。
一方の日本って、レストランとかカフェとかで音楽が流れてないところって珍しくないですか?

小さい声で話をするのがお上品なマナーの国・日本では、シーンとしたところの気まずい空気を解消すべく、音楽が流れているのではないかと私が思ったりする。

さて、スペイン。
バルはとっても賑やか。
バルの前の道を通り過ぎるだけでも、すごく賑やかなのが分かる位、賑やか。
そして、通り過ぎるだけなのに、頻繁に耳にするフレーズがあります。
それは、「エックチャメ!」です。
Escuchame!!! 英語だと Listen to me. 日本語だと「私の話を聞いて!」です。
兎に角、よくしゃべるスペイン人。
自分の話を聞いて欲しくて、しゃべってる相手を遮る為に、「エックチャメ!」と言ってるのではなかろうかと推測。

そして、スペインのバルでは、私、大勢の人が合唱しているのに、何度も遭遇したことがあります。
カラオケとかないのよ。
バルにいる皆で歌ってるの。合唱よ。
日本じゃあり得ないでしょ。
私にとっては、驚きの異文化体験でした。

さて、歌い出したら、踊り出す人もいるのかもしれない。そこに踊れる人がいるならば。
私は一度だけ、バルで皆が代わる代わるにブレリアを踊ってる場面に遭遇したことがあり、呼ばれるがままに踊ったことがあります。
もう、しどろもどろ(^-^;
ブレリア怖いわ。

スペイン人は人が集まり、お酒が入り、楽しくなると歌うらしい。
もちろん、全員じゃないけど。
そうなると踊れる人は踊り出すらしい。
数は少ないだろうけど。

この場面は、春祭りの最中、春祭り会場からちょっと離れたところで、皆が輪になりブレリアを踊り始めたって設定です。

ドミンゴ、海くん、麻由美さんが踊り、ジャマキさんは歌いながら踊ります。

振付がきちっとあって、踊りの超絶のテクニックもあって、それで踊る舞踊としてのフラメンコもあるし、
こういう庶民がお祭り気分で軽く踊るカジュアルなフラメンコもある。
どっちもフラメンコの良さ。
この演目は後者です。

難しいことは抜きに、見る方々も楽しんで下さい。


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