テアトロ
今年のテアトロの発表会の募集案内をせっせと作ってます。
テアトロでの発表会をやることは、教室を作った時から一番の目標に掲げていて、2009年10月に教室を立ち上げ、2012年には初のテアトロでの発表会を開催しました。
2014年、2016年、2019年、2021年、そして今年2022年で6回目になります。
その間に、2016年、2018年、2019年、2020年、2021年と舞踊団公演を5回開催し、今年は10月と12月、それぞれ新作を開催するので、6回目、7回目になります。
なので、通算で私が企画したテアトロの舞台は、これまでに10回。今年は3回。
テアトロの舞台は、何よりも照明が綺麗。空間も広く、色々な見せ方ができるのが魅力。
踊りと言うのは、演出次第で上手くも下手にも見える。当然ながら演出家は、踊りが映えるような工夫を凝らす。
踊っている人の後ろのエキストラやムシコスにはあまり照明が当たらないようにして、踊ってる人を浮かび上がらせるようにするだけでも踊りは映えるし、上手く見える。
逆に、それをしないとゴチャゴチャして、踊りが全然良く見えない。タブラオのように近い距離ならばいいのだけど、テアトロでは致命的。
「上手く見える演出」というのもあるけど、「下手に見せる演出」というのもある。
大人数が出るような大きな舞台では、敢えて『上手く見えない演出』『下手に見せる演出』というのを使うこともある。それは、上手く見せたい人たちの引き立て役にする為。
私は子供の頃から足繁く宝塚に通っていたので、その辺は見て直ぐに分かる。演出家がどの演目を、どの人を見せたいのかは一目瞭然。
トップスターの照明、演出は別格。端で踊ってたら普通の人に見える人も、映える演出の元で真ん中踊れば、ちゃんとトップスターに見えるようにできている。
ここ最近は、野村萬斎の舞台がお気に入り。彼の舞台は、すごい装置とかを使わず、でも、鮮やかで艶やかで、ハッとするようなことをする。
プロジェクションマッピングのような金のかかることしてないので、予算が全然足りてない弱小舞踊団が舞台を作る上では、すごく参考になる。
それに、プロジェクションマッピングは、すごく豪華で素敵だけど、温もりがなくなる。その点、古典の技法には温もりがあっていい。
テアトロの舞台。とても心が躍る。
いつまで続けられるか分からないので、できる時にやる!
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