庸子先生
(01)諸々
舞台を作る上で、主催者にしかない悩みに直面すると、いつも庸子先生に相談します。
舞台作りでは、百戦錬磨の先生です。
相手あることは名前を伏せますが、庸子先生はあまり日本人アーティストのことはご存知でないので、言っても言わないでも同じなのですけどね。でも、一応、言わない。庸子先生も聞いてこないし。
「庸子先生ならどうしますか?」と尋ねると、私が悩んでいるのが馬鹿らしくなる位、単純明快に回答なさいます。
「ええ、そ、それでいいんでしょうか・・・」と私がウダウダしても先生は、
「だって、楽しくなきゃ嫌じゃない」とのこと。
そうなんです。
なんであれ、「楽しくあるか」「楽しくないか」。
そこに基準がある。
「楽しくないことを我慢してやらない」
そこに基準がある。
いい子ぶって、相手から与えられたものが気に入らなくても、嫌と言えない。
そんな時に、いつだってトラブルは発生する。
悪者になる潔さが必要だと、神が教えてくれている。
楽しいからやるのさ。
それが舞踊団公演であろうと、ただお祭りの日に衣装を着てパレードするだけでも。
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