発表会の練習も着々と進んでます
10月30日は、舞踊団公演だけでなく、発表会も開催いたします。
緊急事態宣言が発令され、レッスンの中断を余儀なくされた期間もあり、中々思うように進まなかった今回の発表会準備。
舞踊団公演は続行するにしても、発表会は中止にしようかとも考えました。
ただ、発表会だけでやるとなると、ぶっちゃけ、予算的に、今回、生徒さんにお支払いいただいた参加費&チケットノルマだけでは開催するのは無理なんです。
舞台って、作るのに、本当にお金がかかります。
10万円単位で、ポンポン、札束が飛んでいきます。
舞踊団公演とセットだから、発表会がこの程度の費用で収まってます。
タブラオで開催できればもっと楽なのですが、となると、舞台が狭いし、天井も低いので、群舞のバタやマントンは踊れません。
「私が赤をかぶることなく」
「生徒さんに過分な負担をさせず」
「劇場で開催」
を両立させるとなると、
『3公演同日開催』
という手段を取るしかないのです。
生徒を出すとなると自分の練習する時間が取れなくなるから、舞踊団公演に生徒を出さない人も多い中、まさかの発表会も同日開催と聞き、大変さを知っているバイレの先生たちには
「正気ぃ~?」
「どんだけパワーがあるのΣ(・□・;)」
と呆れられます。
ただ、そんなこと言ってたら、成り立たない。
成り立たないからと言って、先生が舞台を作らないでいたら、生徒たちは舞台に立つ機会がありません。
舞踊団公演には出れない生徒たちも多くいます。
庸子先生の公演に出るには、敷居が高い生徒たちも多くいます。
舞踊団公演だけやってて発表会はやらないってのだと、そんな生徒さんたちが、いつも応援する側で可哀想です。
殆どの生徒さんたちは、「見るのも好きだけど、やっぱり、自分も舞台で踊りたい」という想いを持っています。
例え、それが始めて間もない初心者でもです。
生徒たちには、出演しない自由がある。
だから、先生が企画したって、出たくなければ「出ない」を選べる。
外部出演の舞台があったり、タブラオの発表会があったり、劇場発表会、舞踊団公演があって、生徒たちは大変です。
でも、生徒たちには選ぶ権利があります。
「大変だから嫌」ならば、出ない権利があります。
そして、究極的には、「そんなに舞台出演の多い教室は合わない」というなら、他の教室に移る選択肢もあります。
地方のように、フラメンコ教室が少ないなら、先生がそう言ってしまっては生徒さんが可哀想ですが、首都圏は腐る程、フラメンコ教室があります。
文句言いながら合わない教室にいなくたって、自分のライフスタイルに合ったところに行けばいい。
私は、その辺は割り切っています。
だから、私は発表会を開催します。
そして、開催すりゃあいいってもんでもなく、
「この出演者数で」
「この経費で」
「コロナ禍のチケット収入が見込めない中で」
「生徒さんに過分な負担を掛けずに開催したい」
と思ってます。
となると工夫せざるを得ません。
そうしたら、生徒の世話するだけじゃなく、お役所への書類作成、その為の勉強・情報収集にすんごい手間がかかっていて、益々自分の練習する時間がない( ;∀;)
でも、そんなのお客様に失礼なので、もう色々なものを断捨離し、とにかく、突っ走ってます。
で、そんな中でも、発表会に出る演目も、着々と仕上がってきています。
当初は、
「準備時間が足りない中で行う発表会だし、今できることだけでも無理せずやろう」
と合格点を低く設定していましたが、ここに来て、生徒たちがスパートを駆け出し、スムーズにレッスンが進むようになったので、
「さあらば、フォーメーションしよう」
とフォーメーションを始めました。
やはり、『本番』という目標があると生徒は練習するので、踊りは仕上がるし、力もついてきます。
ずっと前を見て踊る群舞が7曲も8曲もあったら、お客様、寝ちゃう。
やっぱり、フォーメーションがあると綺麗です。
コロナ禍が始まり、結構な人数の生徒さんたちがお辞めになりました。
特に、舞踊団公演に出るレベルの生徒ではない入門、初級の生徒さんたちはいなくなりました。
不幸中の幸いで、そのお陰でクラス内の人数が少なく、スタジオが密にならずに済んでます。
経営的には大変ですが、このコロナ禍で教室をやってられるだけでも有難いことです。
なので、このコロナ禍であっても、うちのスタジオに通い続けてくれている生徒さんたちの「舞台で踊りたい」という気持ちが行き場を失わないで済むよう、何とか、10月30日は無事に発表会が開催できたらと思ってます。
そして、今の状況のできる限りで、素敵に見える工夫もしていきたいと思ってます。
生徒さんたち、大変でしょうが、あとひと踏ん張り、頑張って下さい。
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