当教室におけるマントン購入について
(01)諸々(07)スペイン
一昨年の冬にヘレスに行った際、
時間を見つけ、
日帰りでセビージャに行ったことがありました。
その時、
フラメンコ用品店が多くある一帯にあった
老舗のマントン屋さんが閉店してることを知りました。
「がーーーーん」
でした。
さて、うちの教室では、
生徒がマントンを使った振付を初めて始める際、
セビージャにいるスペイン人の知り合いに頼み、
マントンをセビージャから送ってもらってます。
お取り寄せです。
日本で売ってるマントンは、
日本の業者が向こうから輸入してるものです。
日本製のマントンはありません。
日本の業者が手間暇かけて輸入します。
売れるかどうか分からないものを仕入れ、
在庫として持ち、
店頭に出したり、
ホームページに掲載してりして、
買い手を探すというリスクも取り、
労力も掛けてます。
当然ながら、
仲介に入る日本の業者は利益をあげます。
これを仕事として手掛けてる人たちなので、
それなりの利益をあげます。
ということは、
日本で購入するスペイン製のマントンは
仲介手数料や運搬費が付加されてる為、
割高になります。
マントンは、スペインで自分が買っても高い代物です。
それに仲介手数料や送料、税関などがかかれば、
もっとします。
日本にいる日本人の人件費と
スペインにいるスペイン人の人件費では、
日本人の方が高いし、
ましてや、日本にいる日本人が
わざわざスペインに行って買ってくるのと、
スペインにいるスペイン人が、
ちょっとセントロに行くついでに買ってくるのでは、
手間が違う。
手間が違うってことは、料金に差が出る。
そのスペインの方には手数料を払ってはいますが、
かなりお安くやってもらってます。
さて、これからマントンを新たに買って、
マントンを始める生徒さんの為に、
セビージャ在住のその方に
マントンを仕入れて欲しいと頼んだところ、
「お店がつぶれた」
と連絡がありました。
やっぱりです。
そして、
「他のお店もあるけど、
今までのところより割高になる」
だそうです。
そして、希望していた
色、刺繍、大きさ、重さのマントンが
在庫になかったようなので、
「時間がかかっても構わないから、
希望したものが欲しいので、
工場に発注して下さい」
と頼みました。
私、スペインに1年留学して良かったと思うことは、
もちろんフラメンコを勉強できたことがメインではありますが、
こうやって、10年経った今でも付き合いが続いていて、
ちょっとした頼み事をできたり、
仕事として成り立つ人との関係を築けたことです。
教室を運営する上で、
そういう人たちに、助けられています。
そして、ここ最近、
セビージャにいるオスカルや、
今度の公演に出てくれる、
エミリオ、マヌエル、ミゲルと、
スペイン語でメールのやり取りをしてます。
そして、
生徒の
マントン4枚、
衣装12着
を発注すべく、
スペインのデザイナーさんや、
マントンを仕入れてくれる方とも
メールのやり取りをしてます。
ネイティブのスペイン人とのやり取りが、
一番、単語力や言い回しを覚えるのに勉強になります。
日本語でやり取りできないのは面倒ですが、
その分、勉強になってます。
私、お尻に火がつかないと、中々やる気になれません。
やらざるを得ないから、
「あたし、ファィ!」
と鼓舞しながら勉強してます。
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