来年2月公演 Los Domingos 結成の由来
来年の2月の公演では男子群舞があります。
関ケ原の戦いをイメージして踊ってもらいます。
今のところの予定では、出演は永田さんを含め7人の予定。
3人はうちの生徒で、残りの3人はフリーもしくは他の教室の生徒さんです。
こういう舞台をやりたいなって思う時に困るのは、男手が足りないこと。
世の中は男と女で構成されている。
だから物語は大抵男も女も登場する。
けれども日本のフラメンコ界、圧倒的に女が多い。
男が足りない。
ところが、うちの男子生徒に社交的なのが二人いて、
誰かのライブを見に行ったり、ペーニャに参加したり、
なんやかんやして、そこで男性の踊り手と知り合いになってくる。
そして、借りだせそうな人を連れてきてくれる。
何とも頼もしい。
そんなこんなで結成された男子群舞。
フォーメーションや監修を永田さんにお任せしています。
日頃私に習ってる男子生徒にとって、
こういう機会に男性の踊り手から指導を受けるのは勉強になると思ったから。
ちなみに、タンゴは男女混合群舞ですが、こちらはノブに任せてます。
そうこうしてたら、永田さんが取ってきた仕事に
彼らも群舞で出したいから貸してと、話を持ち掛けられました。
全然知らない人に持ちかけられても困ってしまいますが、
彼らを指導してくれてる永田さんからの依頼だったので、
「いいよ」
ってOKしました。
「森山みえの生徒ってことで連れてっていい?」
と言われたのですが、
「NO」
とそれはお断りしました。
私が連れて行く訳じゃないし、
何かあっても責任取れないし、
それの為に何か指導する訳じゃないし、
半分は私の生徒じゃないし。
そう思って、
「だったら、永田さんが連れて行くんだし、
永田さんの生徒ってことで出してあげてよ」
と答えました。
ところが、永田さん、それは気が引けたのか、
「どうしてもダメ?」
と一歩も引かない。
私も、
「嫌」
と一歩も引かない。
「振りはみえさんのだし・・・」と永田さん、
「でも、あいつら、勝手に振りを変えてるし・・・」と私。
そんな押し問答の末、それならばグループ名を付けて、
森山の名前も、永田の名前も使わないで連れていこう!
ってことになって、
時間がなくて、慌てて永田さんが付けたグループ名が、
『Los Domingos』
です。
どうしてそのネーミングかというと、
メンバーの一人のドミンゴが永田さんの頭の中で強烈な印象となってたようで、
グループだからその複数形になったのでした。
それだけ。
でも、複数形にしてしまうと、「毎週日曜日」っていう意味になっちゃう。
けど、細かいことは、私も永田さんも気にしないんですね。
私も大雑把だけど、永田さんも大雑把なんだなって思いました。
で、
「いいじゃん、いいじゃん(ぱちぱち)」
という感じで決まったのでした。
男子が7人も出る群舞なんて、かなり珍しい。
とりあえず男ってだけで注目はされるから、
その分、本当ならプレッシャーもある筈なのに、
7人にそのプレッシャーが全然見えない。
私に見えないだけで、本当はあるのかな???
今はまだまだのLos Domingosですが、成り行きであれ、
ご縁あってグループを結成したのですし、
上手くなって、もっともっと羽ばたいて行って欲しいと願ってます。
そうそう、最近、Los Domingosに女子マネが付きました(*^-^*)
「女子生徒だけの時は、こういう時大変だったけど、
男性がいてくれると助かるなぁ」
ってことが多々あり、とても頼りになるし、優しい男性陣なのですが、
その反面、
「こんなこと、女子生徒なら全く手が掛からないのに、
どうして男子生徒はこんなに手がかかるんだろう」
ってこともある。
やはり男女は特性が違うようです。
女子生徒が、
「先生は忙しいから自分たちで何とかしましょう!」
とサササと良きに計らってくれるようなことも、
男子生徒&ゲストは微動だにしない。
要は、動かない。
誰かやってくれるだろうと待ちの姿勢。
とっても辛抱強いんだなって程待ってる。
でも彼らは辛抱してない。
何も考えてないじゃないかと思う。
多分、それは当たってる。
奴ら、あまり考えてない。
そして、誰かやってくれるの誰かは、
「みえ先生」
だと思ってる
私、あまり世話する側の人じゃなくて、
世話される側の人なので、無理です。
ってことで、女子生徒の一人に、
「Los Domingosが手がかかって、私じゃ対応できない」
と相談し、女子マネをやってもらえないかお願いしました。
梓ちゃんです。
梓ちゃんがお世話してくれるようになってから、
私、肩の荷が下りた。
ホッとした。
梓ちゃん、どうもありがとう!
神様はこの世に男と女を作った。
それは、お互いに足りないところを補い合い、助け合う為。
男性の勇ましい踊りがあるから、
女性の華やかな踊りが引き立つ。
ありがとう、Los Domingos。
あなたたちが男らしければ男らしい程、私たちは女らしくあれる。
何のかんの言って、バイレ・フラメンコは女性の世界だと思ってますが、
そんな、こんなで、お互いに仲良くやってます。
来年2月、Los Domingosがどんな踊りを披露するか、
見届けてやってもいいという方、是非観に来て下さい。
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