そこにオレ!があるか
振りを習ってる時に、テクニカ的に難しくてできないものがあるのは当然だ。
だけど、足ができないところがあっても、気持ちを込めて踊ることはできるでしょ。
振り付けの正確さにばかり気が行っていて、ロボットのように踊ってたら、そこに、フラメンコのエッセンシアは何もない。
正確で綺麗なだけならバレエだ。
バレエは、とってもビューティフルだし、身体的にも難しいことやってて素晴らしい。
けれども、そこにオレ!がない。
そんなのはフラメンコじゃない!
テクニカメンテに踊ることだけに一生懸命になるな。
エモーショナルメンテこそが大事なんだ。
鏡を見るな。
外に向けて踊るな。
自分の内側を感じて踊れ。
それがシギリージャだ!!!
と熱く熱弁する先生。
私は、こういう先生が好きだ。
難しい振りを付け、教え、進めるだけで終わるクルシージョもある。
そのクルシージョにはそのクルシージョの別の良さがある。
けど、私は、気持ちを込めて踊ることを要求してくれる先生が好きだ。
なぜなら、それが好きでフラメンコを踊ってるから。
綺麗な踊りを踊りたかったら別のジャンルの踊りでいい。
とても表現力のある先生でないと、生徒のその部分を伸ばせない。
先生に要求され、
皆が自分の内側を見つめながら踊り、
それに感化された歌が熱くなり、
スタジオは益々熱気を帯びてくる。
エッソ エス フラメンコ!
その時の先生が望むことに、ただひたすら応えるべく懸命になる。
コンパス攻めの先生ならコンパスを。
身体能力が売りの先生なら身体能力を。
情感の豊かさが持ち味の先生なら情感を。
今、ただひたすら、先生の教えに付いていこうと、懸命になっております。
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