好きという情熱が、人もお金も動かす
こちらの続きです ↓
さて、もらった退職金でセビージャに一年留学し、余った分で今のスタジオを建てました。
金は天下の回り物
と私が思うのは、
私が夢を叶える為に必要と思うことに関しては、私はお金には困ったことがなかったからです。
もちろん、10年働いて貯めた貯金やその労いの退職金ではあったけど、ちょうど、留学費用とスタジオ代分あったから、「人生って上手くできるもんだな~」って思ったのでした。
これ、私の持論ですが、お金が上手く回ってこない時には理由があります。
『好き』という心からの声ではなく、
『これなら稼げるかも』という頭で考えたものを選んでいるから。
神様が、
「あなたの道はこっちじゃないよ」
って知らせる為に、お金に困らせ、今やってることから退かせ、
本来のその人が一番輝ける道に引き戻す為にやってるのだと思います。
逆に、その人が一番輝けるものをやろうとした時は、
「そうそう、そっち、そっち。そっちで合ってるよ!エッソエー」
とばかりに、必ず天からのサポートが入ります。
要は、お金が回ってきます。
稼ぐためなら、舞踊団公演はやってないよ
正直なことを申しますと、お金を稼ぎたければ、頻繁にタブラオ発表会を開きます。
そっちの方が労力が少ないにも関わらず、着実に稼ぎになるからです。
劇場公演や劇場発表会は、ナリはデカいので実入りもさぞデカいだろうって思われがちですが、生徒数の多くない今のご時世、劇場で舞台をやっても稼げないし、それどころか大赤字になります。
でも、私は劇場での舞台を作りたい。
その上、「こういう舞台を作りたい」っていう私が思い描く舞台は、兎に角、金がかかる。
芸事って、本当に怖いわね。
掛ける気になれば、際限なく金を掛けられるってのだから、おっかないったらありゃしない。
前述の通り、私は親の金をあてにできるご身分の家の子じゃありません。
『親の金をあてにする』という生き方は私の人生の選択肢にはありません。
だから、舞踊団公演を作ろうとなると、いつも頭の中のそろばんをはじき、眉間に皺を寄せてます。
実際には、パソコンでエクセルシートとにらめっこしてます。
私の夢への情熱はお金を引き寄せる
「そんなに舞台を作るのに金が必要なら、もっといっぱい個人レッスンすればいいじゃないか」
って思うかもしれないですが、私、金が必要だからって理由で個人レッスンしたくないんです。
お金の為ではなく、その生徒に必要ならやぶさかではありません。
それは喜んでやります。
ただ、いくらその生徒に必要でも、その生徒の自主練に付き合うような個人レッスンはしたくない。
なぜなら、そんなの生徒が自分一人でできることだから。
それに先生が手取り足取り付き合ったら、生徒が一人でやる力を養えない。
生徒の為にならない。
それなのに個人レッスンを付けるってことは、生徒に無駄金を使わせてることになる。
そういう稼ぎ方をしてると、逆に私は足元を掬われ(=神様に怒られ)、お金が回ってこなくなることを直感で知っています。
では、大赤字で100万単位の赤字を出して舞台を作っているのか。
答えは、否。
そんなこと、庶民の出の私がする筈ありません。
これがまた不思議なことに、私が本気で叶えたいって思う夢に関しては、お金は舞い込んできます。
ここ4作は、コロナ禍だったこともあり、助成金が下りました。
「老後の蓄えの為に、安心安全の為に」と貯金するようなお金は巡ってこないんです。
そうじゃなく、『夢を叶える為』+『経済を回す結果になるお金』は回ってくるんです。
お金はエネルギーなので、そういう風にできているんですね。
舞踊団公演への情熱の炎は今も燃えています
ここ最近、私が「疲れた」とか、「目標を設定せずにのんびりやる」って言ってるので、舞踊団公演への熱意が薄れたのかと思った生徒さんもいるようですが、いえ、全然です。
私、創作するってことが三度の飯より好き。
今も構想を練っています。
ただ、今までのように、『〇月〇日本番』って決めて、「1年でできることをやって…」ってのをしてると、私がやりたいことをできないって気付いたので、それを止めただけです。
あと、それが生徒たちに負担を掛けているみたいなので、とりあえず試しに止めてみることにしました。
準備期間が十分でないと即戦力が必要になり、生徒だけじゃ足りないと外から引っ張ってこないとなりません。
でも、準備期間を十分に取れれば、生徒が育つのを待てます。
そうしたら、外から引っ張ってこないでも、定期的に通ってきてくれている生徒だけで舞台を作ることができます。
私は、自分の生徒たちと舞台を作りたい。
例え技術的に足りないところがあろうと、定期的に通ってきてくれている生徒たちが一番私のやりたいことを理解し、私の要望に応えようと一生懸命にやってくれることを私は知っています。
その想いを持った生徒たちが寄り集まると、大きなパワーとなり、いい舞台になると信じてます。
人を動かすのは情熱。
そして、人が動くとお金が動く。
お金が動くところは、すなわち情熱があるところ。
情熱、それは好きというパワー。
「得意だから。できるから。稼げるから」って理由程度では出せないのが情熱というパワー。
舞踊団公演はね、兎に角、金がかかる。
今から金策をどうしようか頭が痛い。
でも、頭で考えると頭が痛くなりますが、私の直感は何とかなるって言ってます。
極論を言ってしまえば、起業家という人たちで借金を抱えて自己破産しちゃったって人なんて、全然珍しくない程に巷に溢れている。
でも、その借金は悪い借金じゃない。
経営やお金について学んだお勉強代ってだけ。
だから、そいういう起業家さんたちは、自己破産しようとそこで終わらず、再び起業したりする。
そして、その次は成功したりする。
そりゃ、そうだ。借金する程に金かけて学んだんだから。
そう考えると借金なんて大したことない。
それより、何もしないで時間だけ食いつぶしている方が怖い。
それ、現状維持を選んでいるようでいて、緩やかに落ちて行ってるだけだから。
お金は後からでも稼げるけど、時間は取り戻せない。
借金をする程に、自己破産する程に、人生をかけて勉強してる人たちを私はすごいと思うし、尊敬する。
でも、とりあえず、私はそうはならない。
なぜなら、お金が回る法則を何となく直感で知ってるから。
私と生徒たちに好きという情熱があれば、また、きっとどっかから舞い込んでくる。
だから、その為にも情熱を充電するべく、今はのんびりしています。
綺麗ごとを言ってたって始まらない。
やりたいことやるにはお金は必要だ。
ということで、今日はお金に関してお話してみました。
「早く大人になりたい。大人になって、自分で金を稼いで、やりたいことやる」
と誓った幼き頃の私の願いを叶えてあげる為に、
大人になった私は、お金を回して、やりたいことをやってます。