日本フラメンコ界の坂東玉三郎、小岩に降臨!(奥濱春彦先生)

(06)クルシージョ

今日は、10月公演で私と真佑子が一緒に踊る演目のリンピアールを奥濱春彦先生にお願いして、スタジオに来て頂きました。

私が一緒に踊ってしまう演目は、外から客観的に見る目がなくなってしまうので、どうしても全体としてまとまりが悪くなるし、取りこぼすところが多くなってしまいます。
その為、どなたかに指導して頂けたらと思い、誰にしようかと考え、春先生にお願いしました。
男性ですが、女性の踊りも教えられる方ですし、何よりも美意識が高い。

私と真佑子が踊る演目は、バタとパリージョのシギリージャなので、サルバヘ(野性的)に熱く、激しく踊るというよりは、どちらかというとバレエポジションで美しく踊ります。

品があって、美しくて、かつ、理論的に教えて下さる春先生。
春先生にお願いして良かった。
「そこ変」ってとこを全部指摘してもらい、
「こうしたら」とアイディアを下さり、この演目、見違えた。
すごく嬉しい♡

そして、
私たち二人の為だけに那須塩原から来て頂くのは勿体ないので、せっかくだから、その後はクルシージョもやってもらいました。

ということで、2コマ目は、アレグリアスの歌振りをリンピアールしてもらうクルシージョでした。

クルシージョって、振付を習って、ぱっと取れる人たちならば、振付のクラスも有意義なのですが、フラメンコを始めて5年位の生徒さんって、そんなにパッと振りを取れる人ばかりじゃない。
20代で始めたとかじゃない限り、むしろ、パッと取れる人の方が少ない。
それに、自分でタブラオとかで踊る人でもない限り、振付を習っても、
「クルシージョで振りを習いました。でも、それが終わったら、その振りをはあっという間に忘れちゃいました。その場では楽しかったけど、それだけ。ちゃんちゃん」
ってことがすごく多い。
すごく勿体ない。
振付は習ったとしても舞台に上げる目標がないと、それを覚え、踊り込むこともないので、ものにならない。

ならばテクニカの方がいい。
でも、テクニカだけだと、中々楽しさが得られないし、歌と音楽があった方がいい。
それに、生徒さんたちって、習ったテクニカと自分の持ってる振りをどうリンクさせるのかが分からないことも多々ある。

「そしたら、私が既に生徒に教えたことのある振付をリンピアールしてもらったいいかも」と思い、入門・初級クラスで約1年に渡り生徒さんが取り組んできたアレグリアスの歌振りを題材に、春先生にテクニカのレッスンをして頂きました。
この振りは、上級生なら初見でもパッと覚えられるような基本のマルカールを繋げたものなので、テクニカついでに、振付も覚えられて、一石二鳥!
シンプルな、基本のマルカールに上級生になっても、プロになっても、取組むってすごく大事、

雄輔さんに頼んでいるパルマクラスも、同じ理由から。
既にあるものを、より深め、より磨く。
色々やった後に、再び、基礎に戻る。
あれもこれも手を出したって、1つもモノにならない。
1つのものをじっくり腰を据えてやったらいい。
私はそんな風に思って、外部講師を招いて、レッスンしてもらってます。

一人の先生でできることには限界がある。
それは、私だけじゃなく、春先生も、雄輔さんも、他の人も。

いつも教えている先生にいつも同じようなことを言われてると、つい流しちゃう。
でも、改めて別の先生からちょっと違った言い方で説明されると、
「あっ!そういうことか!」
と気付けることは多々ある。
だから、私、色々な方に協力してもらって生徒を育てるのは、とても有効だと思ってます。

そして、私は、その人の特性にあったクラスをその方々に依頼してます。

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

皆、踊りが変わった!
オレー!!!

すごく見違えた!
アサー!!!!!!

横で待機してた私も、教え方を聞いて、勉強になりました。
いっぱいメモを取りました。
春先生の教えは、とても論理的。
皆、「なるほどー!」と唸ってました。

生徒さんの踊りが良くなって、私、すごく嬉しい。

春先生、どうもありがとうございました🥰

皆も、素敵に踊ってくれて、横で見てた私を楽しませてくれて、どうもありがとう。

また企画しましょうね。
次はシレンシオやろうね。
シレンシオは、すごく身体を使うので、是非春先生に習いたいね♪


何年かぶりに春先生に久々にお目に掛かれて、嬉しかったです。
相変わらずグワポでキュートで、何よりです。
ルンバ(春先生のワンちゃん)を連れてきてとお願いするのを忘れたのは痛恨でした。
ルンバにも会いたいので、またクルシージョを企画します!

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