公演の前に、ちょっとタパを、ちょっとワインを
スペインに行くと、
できる限り劇場公演を見に行きます。
さて、あちらの劇場公演に何度も足を運び、
日本のとはちょっと異なるところがあることに
気付きました。
まず、開演時間は9時過ぎってことが多い。
日本の場合、夜の部の始まりは
6時とか7時とかが多いですよね。
その時間は、あちらでは
かなーーーり早い方だと思います。
でも、9時開演となると、お腹が空きますよね。
なので、その前にちょっとタパスをつまんだりします。
ちなみに、向こうの夕食と言うのは、夜8時、9時過ぎ。
8時前にバルとかに行っても、
まだお料理の提供がなく、お茶しかないこともざら。
日本人の腹時計からすると、お腹が空くの。
劇場の近くのバルは開演前は人で大賑わい。
劇場のロビーでもワインや簡単なおつまみがあり、
開演までロビーで立ち話しながらワインを飲んだりします。
宴席となると、
どっしりと座り、飲みたくなる日本人ですが、
ヨーロッパ人は立飲みが割とよくあるようで、
バルなんかではそんな人だらけです。
やっぱり、東洋人よりお酒が強いからでしょうね。
食べ物を胃に入れず、空っ腹にワイン、
そしてアルコールが入っても足にあまり来ない
ってことは、胃も丈夫で、
アルコールに強い体質の人なんでしょうね。
そして、劇場公演の終わる10時、11時、
見終わった人々は、
夕飯を食べにレストランとかバルとかに
繰り出すのでした。
だから、スペインのバルやレストランは、
夜の8時より、夜の10時、11時の方が
お食事するお客さんでいっぱい。
(だった気がする。もう記憶が曖昧だけど、確かそう)
さて、新しくなったエスペランサ、
このスペインの習慣に倣っているのではないかと
私はふと思いました。
タパは、お腹が膨れる程のボリュームはありません。
でも、一つ一つのお料理が美味しい。
生ハムもチーズも美味しい。
そして、ワインも美味しい。
新しいエスペランサのこだわりが感じ取れます。
私は個人的には、
少なくていいから美味しいのを食べたいので
今のは気に入ってます。
高円寺は色々なお店もあるし、
お腹を膨らませるだけなら、
その辺でひょいっと食べれる。
エスペランサのタパとワインは、
お腹を膨らませる為のものではなく、
開演前のおしゃべりを楽しむ為のもの。
素敵ですね。
そんな風に思います。
さて、そんなこんななので、
このコロナの時期、
本格的に食事を取らないで済むのは、
何気にいいって思いました。
飲食の際、
マスクを外しておしゃべりする時間が長いと
やや不安が残りますが、
エスペランサの食事の場合、
そういう感じじゃない。
「お食事するところはちょっと…」
と躊躇われる方、大丈夫です!
飲食店というより、ミニ劇場です。
これまでの傾向からしても、
4月半ばには
コロナも落ち着いているのではないかと思います。
ヨーロッパでは2月に入ってから、
「規制撤廃」
という国が増えてきているようです。
一足遅れにオミクロンが流行ってしまった日本ですが、
他国と同様に日常に戻ると思われます。
ということで、4月17日のソロライブ、
まだお席に余裕があります。
今回、4曲踊る予定です。
3曲はソロで
バタとパリージョのシギリージャ、
マントンのカルタヘネーラとタラント、
アレグリアス。
もう1曲はパルメーロで出演の三枝雄輔さんと
パレハでソレア。
タブラオフラメンコの王道の曲を4曲、どーーん!
その他に、マヌエルやエミリオのカンテソロ等も
上演してもらおうと考えてます。
マヌエル、エミリオ、雄輔さんには、
このライブを開催するのをきっかけに、
「フラメンコとは!」
としごかれ、1から叩き直され、
新しい発見も沢山あって、
すごく新鮮に、楽しく
フラメンコに取り組んでます。
いい舞台にすべく頑張っておりますので、
会場に足を運び、応援して頂けたら、
とても嬉しいです。
是非是非観に来て下さい。
よろしくお願い致します。