舞踊団公演「落花流水」女子生徒の群舞のアレグリアス
初級、中級クラスの女子生徒11人による
群舞のアレグリアスです。
上級生3人によるソロンゴの群舞は、
群舞だけど人数が少ないこともあり、
ややソロに近い群舞でした。
ブラッソは私の方では指定をせず、
自由に踊らせました。
でも、こちらは、THE群舞。
大群舞ならではの華やかさ、勢いがありました。
テアトロ公演を主催する度に、
「こういう群舞があるからこそ、
テアトロ公演はいい」
と思います。
「やっぱり、この演目を増やして良かった」
とつくづく思いました。
ソロだとか、パレハ、少人数の群舞なら、
極論を言ってしまえば、タブラオでもできる。
目に鮮やかで、とても印象に残っています。
中級の生徒には、
①群舞のセンター(姫役)
②二人だけで踊る
という見せ場を作りました。
その子たちの成長を認める為と、
先輩たちの姿を見て、次に続く生徒たちが育ってくれればいいと思って、
役割を分けました。
生徒を平等に扱うことは公平でない。
今後も、生徒の頑張りやできることに応じ、
ポジションを与えていきたいと思っています。
表現力のある生徒には表現力を要求される場面で起用。
まだキャリアが浅く、できることが限られていても、
将来性のある子には、少しでも活躍の場を提供します。
群舞が華やかであればある程、
大海人と額田の切ない想いが浮かびあがり、
華やかでありながら、切ない演目となりました。
「遠慮しないで、もっと前に出てくればいいのに」
という生徒もいましたが、
周りとの足並みを揃えることを気にし、
前に出ることを躊躇う人にそれをさせるのは酷なので、
後ろのポジションに置いておいた人もいます。
前に出てくるか、
出る杭になれるかどうかは本人次第。
この中から、出る杭が出てくることを願っています。